イクナグンニスススズはクトゥルフではどんな神格なの？

今回の記事はこんな方におすすめの記事です。

イクナグンニスススズはアザトースを呼び出すことができる邪神です。

しかし、イクナグンニスススズって実際どんな神話生物なのかわかりませんよね。

そこで、今回はイクナグンニスススズについて紹介します。

この記事では以下のことがわかります。

イクナグンニスススズってどんな神格？

イクナグンニススズとはリチャードA.ティアニー「Ycnagnnisssz」に登場する外なる神です。

この神格は、黒く膿んだ可塑性の塊で、絶え間なく噴出と炸裂を繰り返し、泡立つ溶岩のような物質を吐き出しています。

その噴出物から生まれる粘つく溶岩のような塊は、将来的にグレート・オールド・ワンや異形の神へと変容する可能性があります。

この神格を見続けると目がヒリヒリし、視覚に影響が出ます。

数ラウンド以内に離れれば一時的な失明ですが、9〜10ラウンド見続けてしまうと永久的に失明します。

また、この神格は体の奥深くから太鼓のような音を発することで《アザトースの招来》を行い、アザトースを呼び出すことができます。

アザトースについて知りたい方をこちらの記事をご覧ください。

ただし、この神格は人間には崇拝されていません。

シナリオではどう使うの？

個人的にイクナグンニスススズをシナリオに活用する際のアイデアを３つ紹介します。

それぞれ説明します。

人間に崇拝されていない邪神として

シナリオに人間に信仰されていない邪神を登場させたいならイクナグンニスススズがおすすめです。

なぜなら、イクナグンニスススズは人間に崇拝されていない存在であるためです。

そのため、カルトや神話生物と絡むシナリオに適しています。プレイヤーたちは、偶然にも異界の儀式に巻き込まれ、この神格の恐怖に直面する展開が、シナリオをより神秘的でスリリングなものにします。

たとえば、探索者たちは異界の種族が謎めいた儀式を行っている場所に迷い込み、そこでイクナグンニスススズの存在に遭遇します。彼の恐怖を目の当たりにする瞬間は、プレイヤーたちに強烈な印象を残し、未知なる脅威への対処を迫られる展開となります。

このように、崇拝されていない存在であるイクナグンニスススズを登場させることで、神話生物との接触やカルトが絡むシナリオに神秘性と恐怖を加え、プレイヤーに強烈な体験を提供できます。

視覚を奪う恐怖を演出として

イクナグンニスススズの視覚に関わる恐怖をシナリオに組み込むことで、プレイヤーに独特の緊張感を与えることができます。

イクナグンニスススズを長時間見ると失明のリスクがあるという特殊な効果を活用することで、視覚に頼らざるを得ない状況がプレイヤーに大きなジレンマをもたらします。

このような視覚制限を含めたシナリオは、通常の探索や戦闘にさらなる緊張感を加えることができます。

例えば、暗闇の中で何かが迫ってくるのを感じながら、探索者たちは目を開けることで状況を把握したいものの、見ることで失明の危険が伴うという選択を迫られます。目を閉じて恐怖に立ち向かうか、それとも視覚を頼りにするかというジレンマが、シナリオに深い緊張感をもたらします。

視覚を奪う恐怖を演出することで、イクナグンニスススズの特性を活かした独特で緊迫したシナリオを作り出すことができます。

極端な環境下での遭遇するとき

イクナグンニスススズを極端な環境で登場させることで、プレイヤーに絶望感と緊張感を与える効果的なシナリオを作成できます。

この神格の溶岩のように泡立つ存在は、火山や地下のマグマ洞窟といった過酷な環境と相性が良く、探索者がその場所を調査する中で徐々に影響が現れる展開が自然で効果的です。極端な環境下での遭遇は、イクナグンニスススズの恐怖を増幅させます。

たとえば、プレイヤーたちは火山内部で調査を進める中、次第に周囲の温度が上昇し、地面が泡立ち始めるなどの異常を目の当たりにします。最終的にイクナグンニスススズと遭遇し、その特性を活かした危機的な状況に直面することで、極限の緊張感がシナリオに加わります。

このように、イクナグンニスススズを極端な環境下で登場させることで、探索者に強烈な恐怖と緊張感を与えるシナリオが作成できます。

以上でイクナグンニスススズについての紹介は終了です。
それではまとめに入ります。

終わりに

探索者の視覚を奪う神格に登場させたいならイクナグンニスススズがおすすめです。

ただし、イクナグンニスススズはあくまでクトゥルフ神話TRPGの神格を一つです。

クトゥルフの神話生物について知りたいならクトゥルフ神話TRPG マレウス・モンストロルムというサプリメントが必要です。

そのサプリメントについて知りたい方はこちらの記事でまとめています。