本記事は、ゲームマーケット2024秋に頒布するシナリオを試し読み版です。
本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『新クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「新クトゥルフ神話TRPG ルールブック」
はじめに
このシナリオは、クトゥルフ神話TRPGで遊ぶためのシナリオだ。このシナリオは1〜3人で遊ぶことができる。このシナリオのプレイ時間は、キャラクターを作る時間を含めて、だいたい1〜3時間ぐらいである。
このシナリオでは、短い時間でも遊びやすいように、いくつかのポイントを用意している。
舞台:現代日本 プレイ人数:1~3人 プレイ時間:1~3時間 推奨技能:目星、写真術 準推奨技能:自衛できる戦闘系技能、知識系技能 ハンドアウト:なし |
注意事項
- このシナリオは、クトゥルフ神話TRPGのルールに基づいて作成されています。
- プレイ前に、ルールブックをよく読んで理解しておいてください。
- このシナリオには、暴力、恐怖、死などの描写が含まれています。
以下のリンクから使用ガイドラインを一読することをおすすめします。
シナリオの導入
探索者が帰宅途中、突然どこかから強烈なフラッシュがたかれ、視界が一瞬で真っ白になった。
目の前は何も見えず、意識がぼんやりと遠のいていく。
やがて気がつくと、見知らぬ場所にいた。周囲を見渡すと、美術館のような内装が目に入る。
しかし、壁には絵画や展示物が飾られていなかった。
どうやら、ここは普通の美術館ではなさそうだ。
探索開始
エントランス
部屋には四方に4つの扉があり、床には一枚の紙切れが落ちていただけでそれ以外は何もなかった。探索者の手元には見慣れないスマホが握られていた。スマホが手にくっついたようで離れない。服装はそのままですが、他の持ち物がなくなっていた。この状況に遭遇した探索者は0/1の正気度ポイントを失う。
①スマホ
スマホを見ると、「ご来館ありがとうございました。本館はカメラで作品を撮ることで解説を読み上げるサービスがあります。お気軽にご利用ください。また、すべての展示品は実際に手にとって鑑賞することができます。ただし、閉館時間は17時となりますので、時間になるまで退館してください。閉館時間を超えますと、皆様の命の保証は致しません。」と表示されていた。また、スマホの時計を見ると、15時過ぎになっていた。
〈目星〉に成功すると、時計を見ると時間の進みが2倍早くなっていることに気づいた。
②床
床にメモが1枚落ちていた。メモには見取り図が書かれていた。
③扉
木製の扉に鍵がかかっている。
<鍵開け>や<機械修理>のどちらかが成功すると、鍵穴は随時変化しており、ピッキングが不可能であることが判明する。この奇妙な鍵穴を目撃した探索者は0/1の正気度ポイントを失います。
<アイデア>か<オカルト>のいずれかに成功すると、その扉を含め、この空間に特殊な結界がかかっており、特定の鍵なしには開けられないことに気づきます。この不可思議な現象に気づいた探索者は0/1の正気度ポイントを失います。
探索者が乱暴な行動で扉を破壊しようとした際、結界が魔術的な干渉を試みます。この魔術に対して回避やPOWロールで抵抗できず、脳内にクトゥルフ神話の邪神たちが走馬灯のように浮かび上がり、探索者は1d6/4d6の正気度ポイントを失います。
お知らせ
試し読みはここまでです。
本シナリオが気になる方は以下のリンクからご覧ください。