本作は、「河嶋陶一朗」「冒険支援株式会社」「株式会社新紀元社」が権利を有する『忍術バトルRPG シノビガミ 』の二次創作物です。
(C河嶋陶一朗/冒険支援株式会社/新紀元社
予めご理解ください
はじめに
このシナリオは、冒険企画局の『忍術バトルRPG シノビガミ 』で遊ぶためのシナリオです。
シナリオタイプ :対立型
レギュレーション:現代退魔編
サイクル :2
推奨人数 :4 人
推奨流派 :PCごとに推奨流派あり
シーン表:自由
このシナリオは対立型のシナリオです。
レギュレーションは現代編、PLは4人で設定しています。
基本ルールブック、下位流派と背景は選択自由です。
ドラマシーンでプライズの受け渡しありです。
特殊な戦闘乱入なし、奥義のカスタマイズなしと、なるべくシンプルに作りました。
PC4はNPCにしてもよいです。
このシナリオは無料公開しているものであり、自由にセッションを開いて頂いて構いません。
ただし、自作発言はご遠慮いただき、募集の際などは雑貨店セイランのシナリオだと明記頂けましたら幸いです。
個人でのセッションを目的とした改変やシナリオの改造も問題ありませんが、その場合でも原作が当シナリオであることを必ず伝えて頂くようお願い申し上げます。
詳しいことを知りたい方は「使用ガイドライン」をご覧ください。
導入
朱塗りの鳥居をくぐると、そこは俗世と切り離されたかのような静寂に包まれていた。
しかし、掃き清められた境内には、どこか張り詰めたような不穏な空気が漂っている。
俺たちシノビ一行を出迎えたのは、一人の若く美しい巫女だった。
彼女は深々と頭を下げたが、その顔には隠しきれない憂いの色が濃く浮かんでいる。
「ようこそおいでくださいました」と、彼女はか細い声で語り始めた。
「近頃、この神社でおかしなことばかり起きるのです。大切なお守りが忽然と消え、魔除けのお札が燃えてしまうこともありました。ですが、わたくしの目には何も映りません。ただ、参拝客の方々が口を揃えて言うのです。『ここに、異形の生物がいる』と…。どうか、この謎を解き明かすため、皆様のお力をお借りできませんでしょうか?」
目に見えぬ敵、そして異形の生物。その言葉に、俺たちの中に眠るシノビの血が騒ぐのを感じた。
互いに頷き合い、俺たちは巫女の案内で、怪異が待つという神社の奥へと静かに足を踏み入れた。
PCたちの使命
PC1 推奨:なし
使命
あなたは巫女からの依頼で神社での事情を調査している。
あなたの使命は【神社で起きている異常な出来事について調査すること】である。
秘密
あなたは妖魔専門のハンターである。
異形の存在という妖魔を討伐するためにこの忍務に参加した。
妖魔を倒して手柄を立てるため、早く戦いたくてウズウズしている。
あなたの本当の使命は【異形の存在をクライマックスフェイズ終了時まで戦闘脱落させること】である。
PC2 推奨:なし
使命
あなたは巫女からの依頼で神社での事情を調査している。
あなたの使命は【神社で起きている異常な出来事について調査すること】である。
秘密
あなたは以前、「異形の存在」について戦ったことがある。
その戦いで多くの被害を出したが、殺すほど価値がないという理由で「異形の存在」に見逃されていた。
あなたの本当の使命は【異形の存在をクライマックスフェイズ終了時まで戦闘脱落させること】である。
PC3 推奨:なし
使命
あなたは巫女からの依頼で神社での事情を調査している。
あなたの使命は【神社で起きている異常な出来事について調査すること】である。
秘密
あなたは以前PC1と共に同じ忍務に参加し、助けられたことがある。
いつか恩返ししたいと思い、PC1の支援をするために忍務に参加した。
当の本人はそのことについて忘れているみたいだ。
あなたの本当の使命は【PC1の使命を達成すること】である。
PC3 推奨:なし
使命
あなたは巫女からの依頼で神社での事情を調査している。
あなたの使命は【神社で起きている異常な出来事について調査すること】である。
秘密
あなたは異形の存在から護衛として上層から雇われた忍びである。
巫女からの依頼を通して、異形が忍びたちに討伐されることを憂いている
それを防ぐためにあなたに依頼した
あなたの本当の使命は【異形の存在と敵対するPCを戦闘脱落させること】である。
NPCの秘密
異形の目撃情報1
概要
巫女の依頼で調査を進める神社の怪異の原因とされる存在に関する目撃情報。
証言によると、その存在は到底この世のものとは思えぬ「異形」の姿をしていたという。
最も特徴的なのは、体からおびただしい数の触手をうごめかせていた点だ。
さらに、その体表は絶えず濡れているかのように、ところどころぬめりと湿り気を帯びていたとされる。
秘密
目撃情報にあった無数の触手の正体は雨で濡れた木でした。
風によって木が触手のように揺れていました。
異形の目撃情報2
概要
巫女の依頼で調査を進める神社の怪異の原因とされる存在に関する目撃情報。
証言によると、その存在は到底この世のものとは思えぬ「異形」の姿をしていたという。
最も特徴的なのは、体からおびただしい数の触手をうごめかせていた点だ。
さらに、その体表は絶えず濡れているかのように、ところどころぬめりと湿り気を帯びていたとされる。
秘密
その情報はガセだった。とんだ取り出し苦労だった。また、いちから探さないと
この秘密を獲得したプレイヤーは判定を行う。
失敗したプレイヤーは忍具を1つ失う。
異形の目撃情報3
概要
巫女の依頼で調査を進める神社の怪異の原因とされる存在に関する目撃情報。
証言によると、その存在は到底この世のものとは思えぬ「異形」の姿をしていたという。
最も特徴的なのは、体からおびただしい数の触手をうごめかせていた点だ。
さらに、その体表は絶えず濡れているかのように、ところどころぬめりと湿り気を帯びていたとされる。
秘密
この情報はどうやら正しいものであることがわかった。
目撃情報から異形の存在には一体の低級妖魔「幽霊」がついている。
追加で異形の存在の秘密を調べることができる。
異形の存在
使命
神社で問題行動を起こしている妖魔。
妖魔はお守りを奪い、お札を焼き払うなど、神社の神威を踏み躙るかのような問題行動を繰り返している。
しかし、その一連の行動に込められた目的は一切が謎に包まれている。
秘密
神社の怪異、その全ての真相が明らかになる。
一連の事件を起こしていた妖魔の目的は、神社そのものを乗っ取り、そこに宿る神聖な力を我が物とすることにあった。
その力を吸収し、より強大な存在へ進化するという邪な野望だった。
しかし、その計画の前に、巫女の依頼を受けたPCたちが立ちはだかる。
野望の実現を阻む邪魔者を前に、妖魔はついに敵意をむき出しにし、彼らを排除すべく動き出すのだった。
あなたの使命は【敵対するプレイヤー全員をクライマックスフェイズ時まで戦闘脱落させること】である。
エネミーデータ
異形の存在
流派:中級妖魔
生命力:10
特技:妖術/《飛術》《怪力》《召喚術》《死霊術》《呪術》
忍法:
【接近戦攻撃】 攻《怪力》間合い:1 コスト:無 p78
【万華鏡】攻《呪術》 間合い:3 コスト:無 p80
【流星群】 攻《召喚術》 間合い:3 コスト:1 p106
【吸精】 サ《死霊術》間合い:無 コスト:1 p106
【震々】 サ 間合い:無 コスト:無 p172
【鬼火】 装 p173
奥義:
「死者廻旋」【不死身】《死霊術》
忍具:神通丸、遁甲符
*KP情報
奥義は使いやすくするために無改造にしています。ボス強化したい人は奥義改造してもらっても大丈夫です。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございます。
もし、本作を遊びたいなら「シノビガミ」というルールブックが必要です。
そのルールブックについて知りたい方はこちらの記事を御覧ください