ヨグ ソトースの子ってクトゥルフではどんな神話生物なの?

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今回の記事はこんな方におすすめの記事です。

  • ヨグ=ソトースの子について知りたい
  • ヨグ=ソトースの子をオリジナルシナリオに使いたい

ヨグ=ソトースの子は不可視の能力を持ち、知的好奇心が旺盛な神話生物です。

しかし、ヨグ=ソトースの子って実際どんな神話生物なのかわかりませんよね。

そこで、今回はヨグ=ソトースの子について紹介します。

この記事では以下のことがわかります。

  • ヨグ=ソトースの子ってどんな神話生物なの?
  • ヨグ=ソトースの子をシナリオで使うならどう使うの?

私はクトゥルフ神話TRPGのシナリオを書いており、コミックマーケットやゲームマーケットにシナリオを出品しています。今回の記事はシナリオライターの視点から「クトゥルフ神話TRPGマレウス・モンストロルム」に基づいた情報をもとに、独自の視点と解釈を取り入れています。あらかじめ、ご理解した上でお楽しみください。

ヨグ=ソトースの子ってどんな神話生物なの?

ヨグ=ソトースの子とは、見えないまま人間社会に潜む、知性と飢えを併せ持つ怪物であり、隠密行動や不可視エネミーを活かしたシナリオにおすすめの神話生物です。

この神話生物はヨグ=ソトースと人間との間に生まれた、あるいはヨグ=ソトースの一部から生じた怪物です。

生まれてからの成長が非常に早く、短期間で成熟し、大量の生肉を食らって生きます。

しかし単なる獣ではなく、頭の良い個体もおり、人間のように魔術の書や神話文献を読み、自分の出自や宇宙の秘密を知ろうとする知的好奇心を持っています。

さらに、一部の個体は目に見えず、イブン=グハジの粉や魔術を使わなければ、その存在に気づくことは不可能です。

これらの神話生物はしばしば、ヨグ=ソトースと交信する儀式を探し、ヨグ=ソトースを地球に召喚する方法を追い求めています。

ヨグ=ソトースの子は、不可視の敵や知的で交渉・召喚を狙う敵を登場させたいシナリオにぴったりです。

ヨグ=ソトースの子についての説明は以上です。
ヨグ=ソトースの子のシナリオに登場させ方について紹介します。

ヨグ=ソトースの子をシナリオに活かす3つの方法

個人的にシナリオに活用する際のアイデアを3つ紹介します。

  • 目に見えない賢い敵として登場させる
  • 成長する神話生物として登場させる
  • 神話文献を追う怪物として登場させる

それでは、一つずつ紹介します。

目に見えない賢い敵として登場させる

「不可視で博学な怪物」をシナリオに登場させたいなら、この神話生物を登場させましょう。

ヨグ=ソトースの子は知的好奇心が旺盛で、古文書や魔導書に執着しつつ、姿を隠せるためです。

その設定を活かすことで、図書館という日常空間を見えない恐怖で演出しやすくなります。

例としてシナリオとして活用するなら以下のような展開が考えられます。

連続失踪事件の手がかりを求めて図書館を調査する探索者。書棚の間でページがめくられる音、誰もいない閲覧席に浮かぶ血痕。その過程で「イブン=グハジの粉」を発見し、撒くと半透明の人影が浮かび上がる。怪物は粉塵を避けつつ召喚儀式の陣を書き終えようとしている。探索者は粉を散布しながら禁断の書を奪い返すか、儀式を逆転させて怪物自体を封印するかを選択する。

ヨグ=ソトースの子のような見えない敵が襲ってくる演出はクトゥルフ初心者でも即座に緊張感を与えやすくなります。

成長する神話生物として登場させる

急速に成長して成熟するエネミーをシナリオに使いたいならこの神話生物を採用しましょう。

ヨグ=ソトースの子は数年で成熟するためです。

この設定は人間の子どもとして地域社会に潜み、探索者が徐々にその不気味さを理解していく過程を緊迫感に演出できます。

連続失踪事件の手がかりを求めて図書館を調査する探索者。書棚の間でページがめくられる音、誰もいない閲覧席に浮かぶ血痕。その過程で「イブン=グハジの粉」を発見し、撒くと半透明の人影が浮かび上がる。怪物は粉塵を避けつつ召喚儀式の陣を書き終えようとしている。探索者は粉を散布しながら禁断の書を奪い返すか、儀式を逆転させて怪物自体を封印するかを選択する。

人間社会の中に溶け込む怪物という設定を通じて、日常の中に潜む非日常の恐怖を強烈に印象付けたいなら、ヨグソトースの子がおすすめです。

神話文献を追う怪物として登場させる

魔術や古代文献に異常な関心を持つエネミーをシナリオに登場させたいならこの神話生物がおすすめです。

ヨグ=ソトースの子は、自分たちの親であるヨグ=ソトースを召喚し、人類を支配するために儀式の方法を探求しているためです。

この神話生物をシナリオに登場させることで文献争奪戦という構図が成立します。

探索者は骨董店で手に入れた文献の解読を依頼されるが、直後から謎の襲撃を受ける。調査を進めるうちに、敵が人間ではない知性を持つ怪物だと判明し、その目的がヨグ=ソトース召喚であることを知る。プレイヤーは文献を守りつつ、儀式を阻止する方法を急いで調査する。

知的な敵との駆け引きや頭脳戦を好むプレイヤーに向けて、戦闘だけではないシナリオを作ることができます。

終わりに

ヨグ・ソトースに関するシナリオに使いたいならヨグ=ソトースの子がおすすめです。

ただし、ヨグ=ソトースの子はあくまでクトゥルフ神話TRPGの神話生物を一つです。

クトゥルフの神話生物について知りたいなら新クトゥルフ神話TRPG マレウス・モンストロルム Vol.1 クリーチャー編というサプリメントが必要です。

そのサプリメントについて知りたい方はこちらの記事でまとめています。

この記事を書いた人
りつか

はじめまして!
雑貨店セイランでシナリオライターとして活動している【りつか】と申します。

・新作TRPGシステムの紹介
・TRPG関連書籍の紹介

など、TRPGに関する役に立つ情報を発信しています。

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