幻想ナラトグラフの遊び方をざっくり解説してみた【初心者向け】

幻想ナラトグラフ

今回の記事はこんな方におすすめの記事です。

  • 幻想ナラトグラフを遊んでみたいけど、ルールややり方がわからない
  • どんな感じにゲームが遊ぶのか知りたい

私も幻想ナラトグラフを遊んでみたいと思い、「東方Project二次創作TRPG 幻想ナラトグラフ」を読みました。

本書にはルールや流れが書かれているので、皆様の疑問に答えることができると思います。

そこで、今回の記事は幻想ナラトグラフのルールや流れを簡単に紹介します

今回の情報は、「東方Project二次創作TRPG 幻想ナラトグラフ」に記載されている内容をもとにしています。
そのため、著者の独自の解釈も入っているため、それを理解した上でお楽しみください。
このウェブサイトでは、ルールブックを持っていないことをおすすめしません。
だから、幻想ナラトグラフを遊ぶ時は、必ずルールブックを手に取って準備してください。

幻想ナラトグラフはどうやって遊ぶの?

幻想ナラトグラフの遊び方は以下の通りです。

  1. セッション準備
  2. 導入フェイズ
  3. 探索フェイズ
  4. 決戦フェイズ
  5. 終幕フェイズ

それでは、それぞれの流れを紹介します。

セッション準備

まずはセッションの準備をしましょう。

具体的な流れは以下の通りです。

  1. ゲームマスターを決める
  2. 遊ぶシナリオを決める
  3. プレイヤーを募集する
  4. 必要なものを揃える
  5. 前日はしっかり睡眠時間を取る

それでは、それぞれ紹介します。

ゲームマスターを決める

幻想ナラトグラフで遊ぶなら最初にゲームマスターを決めることから始めましょう。

ゲームマスターは、幻想ナラトグラフのシナリオを進めるために必要です。

ゲームマスターとは、ゲームを進める役割を担当する人で、とても大切な存在です。

ちょっと不安な人はサブゲームマスターをサポートする人として用意しましょう。

遊ぶシナリオを決めましょう

ゲームマスターが決まったら、シナリオを決めましょう

シナリオを選ぶときは、ゲームマスターが楽しいと思うものを選びましょう。

自分がワクワクするシナリオなら、プレイヤーたちも楽しい時間を過ごせること間違いなしです。

初めての方には、ルルブに収録されているシナリオがおすすめです。

ルルブ以外のシナリオを遊びたい方はこちらのシナリオをご覧下さい

プレイヤーを募集する

シナリオが決まったら、次はプレイヤーを集めましょう。

そこで、大切なのは、シナリオに記載されている必要な人数です。

シナリオによって、遊ぶのに必要な人数が異なることがあるので、確認しましょう。

シナリオに必要な人数を知ったら、友達や仲間に参加を呼びかけてみましょう。

もし身近な友達が忙しいときでも大丈夫!オンラインの掲示板やSNSを活用して、新しい仲間を募集することもできます。

必要なものを揃える

プレイヤーが集まったら、ゲームを楽しむために必要なものを準備することが大切です。

ゲームマスターはシナリオやルルブの他にも必要なアイテムがあります。

必要なアイテムについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

プレイヤーは、前もって自分のキャラクターを作ります。

キャラクター作成については、こちらの記事をご覧ください。

前日しっかり睡眠時間を取る

ゲームを楽しむためには、最後に大切なことがあります。

それは、しっかりと睡眠をとることです。

セッション当日、睡眠が足りないとトラブルの原因になることがあるんです。

実際に、睡眠不足のせいでセッション中に眠ってしまったプレイヤーもいました。

そうならないために、前日の夜は7~8時間ほどしっかりと睡眠をとることを心がけましょう。

以上でセッションの準備を終了です。

導入フェイズ

導入フェイズとは、ゲームを遊ぶための準備するフェイズのことです。

具体的な流れは以下の通りです。

  1. バックストーリーを読み上げる
  2. 自己紹介を行う
  3. キャラクターの初期値を設定する
  4. 導入を描写する

導入フェイズでは上記の1~4の手順で行います。

それでは、それぞれ説明します。

バックストーリーを読み上げる

ゲームマスターがシナリオに書かれているバックストーリーをプレイヤーに伝えて下さい。

バックストーリーはシナリオの概要や背景設定を記載したテキストです。

プレイヤーにバックストーリーを伝え終わったら自己紹介に移ってください。

自己紹介を行う

バックストーリーを読み上げたら、1人ずつ自己紹介を行ってください。

まず、ゲームマスターから行い、そこから時計回りにプレイヤーの自己紹介を進めましょう。

自己紹介で伝える内容は以下の通りです。

  • 自分の名前(普段遊んでいるTRPGや好きな東方Projectのキャラクターなどを合わせると場を和ませやすくなります)
  • セッションへの意気込み
  • どのキャラクターを選んだのか(スペルカードや能力スキルの効果について伝えておくと他のプレイヤーにどんなキャラか把握しやすくなります)

キャラクターの初期値を設定する

自己紹介が終わったら自分が選んだキャラクターのステータスを初期化しましょう

初期値に設定するキャラクターのステータスは以下の通りです。

PC初期値

  • やる気:1点
  • 残り人数:2点
  • スペルカード:1点
  • グレイズ:0点
  • 霊力:0点
東方Project二次創作TRPG 幻想ナラトグラフより抜粋

上記のステータスをキャラクターシートに書き込みましょう。

導入を描写する

初期値を設定したらゲームマスターは導入を描写してください。

描写する内容は以下の通りです。

  • 季節と舞台
  • 小異変の内容
  • PCの動機
  • 描写の流れ

上記の内容はシナリオに記載しているので、ゲームマスターはそれに沿って描写してください。

これで、導入フェイズは以上です。続いて探索フェイズに入ります。

探索フェイズ

探索フェイズとは、プレイヤーが情報を集めたりクエストを解決したりするフェイズです。

探索フェイズの流れは以下の通りです。

  1. リミットと開始サイクルを宣言する
  2. 各サイクルの処理を行う
  3. シーンを行う(昼、夕、夜のみ)

メインフェイズでは上記の1~3の手順を繰り返します。

それでは、それぞれ説明します。

リミットと開始サイクルを宣言する

探索フェイズを開始する際、ゲームマスターはリミットと開始サイクルをプレイヤーに伝える必要があります。

「リミット」とは、探索フェイズが終了する予定のターン数を指します。

探索フェイズは1日目、2日目などの日数で進行します。

プレイヤーは、リミット内でシーンを進行させる必要があります。

リミットと開始サイクルは、シナリオに記載されているので、ゲームマスターはそれをプレイヤーに伝える役割を担います。

各サイクルの処理を行う

開始サイクルが1人ずつサイクルの処理を行います。

サイクルは朝→昼→夕→夜の順番に進みます。

朝はゲームマスターが手がかりを1つ、ランダムな場所に置きます。

朝以外はプレイヤーは霊力を増やした後、シーンを行うことができます。

シーンについては次の項目で説明します。

シーンを行う(昼、夕、夜のみ)

シーンとはキャラクターが主体的に行動したり、ロールプレイを行う手番です。

そして、そのシーンを行うプレイヤーのことをシーンプレイヤーといいます。

シーンプレイヤーがシーンでできることは以下の6種類があります。

  • 移動
  • 探索イベント
  • アクション
  • クエストシーン
  • 弾幕ごっこ
  • その他

全てのプレイヤーがシーンを終えたら、そのサイクルは終了します。

以上で探索フェイズの流れの説明が終わりました。

決戦フェイズ

決戦フェイズは小異変の黒幕と弾幕ごっこで戦うフェイズです。

決戦フェイズは以下の流れで進みます。

  1. 決戦前の演出
  2. 弾幕ごっこ
  3. 決戦フェイズの終了

それでは、順番に説明します。

決戦前の演出

ゲームマスターはプレイヤーに探索フェイズから決戦フェイズまでの過程を説明します。

その中に決戦の舞台と黒幕のNPCをプレイヤーに伝えてください

その際に、NPCとキャラクターで掛け合うことでセッションが盛り上がりやすくなるでしょう。

弾幕ごっこ

決戦フェイズをプレイヤー全員が弾幕ごっこに参加します。

弾幕ごっこは1ラウンドごとに以下のステップで進行していきます。

  1. ショットステップ:キャラクターの攻撃力の値だけダイスを振って攻撃する
  2. スペルカードステップ:スペルカードを1点消費してキャラクターのスペルカードを使う
  3. 当たり判定ステップ:攻撃を受けたキャラクターが攻撃を回避したか判定する
  4. 手番を交代する。もしくは、ラウンドを終える

自分の番になれば、攻撃を行うことができます。

キャラクターの残り人数が0点になったら、弾幕ごっこから脱落します。

黒幕側のNPCが全員脱落した場合、プレイヤー側の勝利になります。

しかし、プレイヤー側のキャラクターが全員脱落した場合は敗北します。

決戦フェイズの終了

弾幕ごっこが終わったら、決戦フェイズが終了します。

ゲームマスターは終幕フェイズに移ってください。

ここまでが決戦フェイズの進行の説明です。

終幕フェイズ

クライマックスフェイズが終わるとエピローグを行います。

エピローグはゲームマスターが結末を自由に描写することができます

また、終幕フェイズでは以下の流れで進みます。

  1. 結末を演出する
  2. キャラクターのデータをリセットする
  3. キャラクターのデータを成長する
  4. 感想戦

それでは、終幕フェイズの流れについて説明します。

結末を演出する

ゲームマスターは終幕フェイズの開始をプレイヤーに伝え、シナリオに記載されている結末を描写します。

結末の描写が終わったら、プレイヤーたちにキャラクターのその後をどう演出したいかを確認しましょう。

プレイヤーたちは自分のキャラクターのその後を自由にロールプレイできます。

プレイヤーたちがキャラクターのその後を描写し終えたら、ゲームは終了となります。

キャラクターのデータをリセットする

ゲームが終わったら、キャラクターのステータスをリセットしましょう。

リセットするステータスは以下の通りです。

  • やる気
  • 残り人数
  • スペルカード
  • グレイズ
  • 霊力
  • 個性スキル
  • ゲーム中に得た変調、アイテム、タグ

上記のステータスは次回に持ち込むことはできません。

キャラクターのデータを成長する

ステータスをリセットしたら、キャラクターを成長させましょう。

以下のステータスは成長させることが可能です。

  • 弾幕スキルの再修得
  • タグを得る

だが、スペルカードや絆などのステータスはリセットされます。

感想戦

ゲームが終了した後、時間が許す限り、感想戦を行いましょう。

感想戦はゲームマスターとプレイヤーが集まって、ゲームの印象やキャラクターの活躍について話し合う場です。

感想戦では、特に印象深い瞬間やキャラクターの魅力に焦点を当てて話すことが盛り上がります。

しかし、ゲームの改善点や批判的な意見を交わすのは避けましょう。

なぜなら、楽しいゲーム体験が不快なものに変わってしまう可能性があるからです。

むしろ、ポジティブなフィードバックやプレイヤー同士の楽しいエピソードに焦点を当て、ゲームをより楽しいものにしていきましょう。

これで、幻想ナラトグラフの基本的な進め方は終わります。

終わりに

最後に今回紹介した内容を簡単にまとめましょう。

幻想ナラトグラフの大まかな流れ

  1. セッション準備
  2. 導入フェイズ
  3. 探索フェイズ
  4. 決戦フェイズ
  5. 終幕フェイズ

幻想ナラトグラフを遊びたいなら事前にルールを把握することは大切です。

ただし、ルールを全て暗記することは、時間の無駄になるので、おすすめしません。

そのため、幻想ナラトグラフのルールブックを前持って置きましょう。

幻想ナラトグラフを遊ぶときに手元にルールブックを置いておくことですぐにルールを確認することができます。

幻想ナラトグラフのルールブックについて知りたい方はこちらの記事でまとめています。

この記事を書いた人
りつか

はじめまして!
雑貨店セイランでシナリオライターとして活動している【りつか】と申します。

・新作TRPGシステムの紹介
・TRPG関連書籍の紹介

など、TRPGに関する役に立つ情報を発信しています。

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