クトゥルフ神話TRPGには歩く妖蛆という生物がいますが、どんな生物なのかわかりずらいですよね。
ここでいう歩く妖蛆はクトゥルフ神話TRPGの神話生物を指します。
私はクトゥルフ神話TRPGで他の神話生物をシナリオに登場させていましたが、歩く妖蛆は一般人に変装する神話生物としてよく取り入れていました。
このページでは歩く妖蛆とその特徴、ステータスについて解説します。
歩く妖蛆って何?
歩く妖蛆とはサンディ・ピターセン作「歩く妖蛆」に登場した神話生物です。
この神話生物は人間に成りすますことができる蟲のような神話生物です。
その特徴からNPCに成りすました状態で遭遇することが多いです。
人間に化けるエネミーをシナリオに使いたい人におすすめの神話生物です。
歩く妖蛆の特徴
歩く妖蛆には以下の特徴があります。
- 偽装
- 精神的支配
- 単独で行動する
それでは一つずつ説明していきます。
人間の姿に化ける
1つ目の特徴は人間の姿に偽装することです。
なぜなら、MPを消費して人間の姿に化けるための幻影を作り出すことができるからです。
この神話生物が作った人間の幻は5分間持続しますが、MPを消費することで時間を伸ばすことができます。
その人間の幻を作り出している間、歩く妖蛆はその人間から栄養を摂取しています。
そして、歩く妖蛆がその人間から栄養を吸い尽くした場合、最大で6日間その人間に化け続けることができます。
NPCに化けるエネミーを登場させたいなら歩く妖蛆をおすすめします。
精神的支配
2つ目の特徴は犠牲者を精神的に操ることです。
なぜなら、犠牲者が逃げないようにするために精神的支配を使うにからです
たとえば、歩く妖蛆が探索者と対抗POWロールに勝利した時、歩く妖蛆の命令に操られてしまいます。
もし、探索者が精神的支配を受けた際は「動くな」のような簡単な命令に従わなければなりませんが、「探索者と戦え」のような複雑な命令には追加でPOWロールをすることができます。
探索者を精神的に操りたいなら歩く妖蛆がおすすめです。
単独で行動する
3つ目の特徴は群れを作らず、1人で人間を襲うことです。
なぜなら、食料を得るために行動していると言われているからです。
あるシナリオでは、探索者が夜の街で1人で行動している歩く妖蛆に遭遇しました。
単独で行動するエネミーを登場させたいなら歩く妖蛆をおすすめします。
歩く妖蛆のステータス
歩く妖蛆のステータスは以下の通りです。
能力値:ロールor数値:平均
新クトゥルフ神話TRPG マレウス・モンストロルム Vol.1 クリーチャー編より抜粋
STR:(4d6+2)×5:80
CON:(4d6+2)×5:80
SIZ:(2d6+2)×5:60
INT:(3d6+4)×5:70~75
POW:(2d6+8)×5:75
DEX:4d6×5:70
移動:9
耐久力:14
装甲:1ポイントの脂肪
真の姿の時にのみダメージを与えることができる
正気度喪失:0/1d8:真の姿の歩く妖蛆と遭遇したとき
歩く妖蛆は1ラウンドに2回攻撃することができ、被害者に噛みつくことで被害者のPOWを減らします。
そのため、何らかの対策をしなければ為す術がないまま死亡する可能性があります。
まとめ
クトゥルフのシナリオで人間の精神を操るエネミーを登場させたいなら歩く妖蛆がおすすめです。
ただし、歩く妖蛆はあくまでクトゥルフ神話TRPGの神話生物を一つです。
クトゥルフの神話生物について知りたいなら新クトゥルフ神話TRPG マレウス・モンストロルム Vol.1 クリーチャー編というサプリメントが必要です。
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