インセインとクトゥルフの違いって何なの?+5つ紹介します

インセイン

今回の記事はこんな方におすすめの記事です。

  • 「インセイン」と「クトゥルフ神話TRPG」の違いを知りたい人
  • 「インセイン」と「クトゥルフ神話TRPG」どちらのゲームで遊ぶか悩んでいる人

私もインセインやクトゥルフ神話TRPGを遊んでみたいと思い、それぞれのルールブックを読みました。

それぞれのルールブックにはルールや流れが書かれているので、皆様の疑問に答えることができると思います。

そこで、今回の記事では2つのTRPGの違いについて紹介します。

今回は、「新クトゥルフ神話TRPGルールブック」と「インセイン」に書かれている情報を基に書きました。
そのため、著者の独自の解釈も入っているため、それを理解した上でお楽しみください。
このウェブサイトでは、ルールブックを持っていないことをおすすめしません。
そのため、クトゥルフやインセインを遊ぶ時は、必ずルールブックを手に取って準備してください。

インセインとクトゥルフの違い 5選

インセインとクトゥルフの主な違いは以下の5つです。

  • ハンドアウトの有無:
    • クトゥルフ: シナリオによってハンドアウトがあることがあります。
    • インセイン: 必ず秘匿ハンドアウトがあります。
  • シナリオの展開:
    • クトゥルフ: シナリオによって物語の展開が変わることがあります。
    • インセイン: 大まかな流れは決まっており、進行が一定です。
  • 情報収集方法:
    • クトゥルフ: 探索を通じて情報を集めることが多いです。
    • インセイン: ハンドアウトを調べることで情報を集めることが多いです。
  • 判定方法:
    • クトゥルフ: 1d100で判定します
    • インセイン:2d6で判定します
  • ロスト:
    • クトゥルフ: 耐久力や正気度が0になるとキャラクターがロストします。
    • インセイン: セッション中にはロストすることは限りなく低い

他にも細かい違いはありますが、大きな相違点はこんな感じです

それでは、1つずつ説明します。

クトゥルフはシナリオによってハンドアウトがあり、インセインは必ず秘匿ハンドアウトがある。

クトゥルフ神話TRPGには、ハンドアウトが必ず含まれないシナリオが多いですが、秘匿ハンドアウトが含まれるシナリオもあります。

しかし、その中にはプレイヤーに公開しても問題のない情報が含まれているものが多いです。

一般的に、秘匿ハンドアウトを使わないシナリオでは、プレイヤー同士が互いに対立して戦う要素が少ない傾向があります。

一方で、インセインというTRPGでは、キャラクターたちには必ず秘匿ハンドアウトが含まれています。

このハンドアウトには、プレイヤーたちが自分から他のプレイヤーやキャラクターに秘密を公開してはいけない情報が書かれています。

そのため、秘密によってプレイヤー同士の対立や競争が生まれることがあります。

インセインには3つのシナリオタイプがあります。

  • 協力型:プレイヤーたちが協力して謎を解決する
  • 対立型:プレイヤー同士が2つの陣営に分かれて戦う
  • 特殊型:シナリオの進行によって協力型と対立型が切り替わる

つまり、正体隠匿系のゲームが好きな人には「インセイン」がおすすめであり、苦手な人には「クトゥルフ神話TRPG」がおすすめです。

クトゥルフはシナリオによって展開が変わる。インセインは大まかな流れは決まっている

クトゥルフ神話TRPGでは、シナリオによって大きなストーリーの違いが見られます。

例えば、シナリオによっては最初から戦闘の場面が登場するものもあれば、戦闘がなくて物語の推理や探索が中心となるものもあります。

このように、シナリオごとに導入から展開までが異なるストーリーになることがあります。

一方で、インセインでは、大まかな流れがあらかじめ決まっています。

  1. 導入フェイズ:プレイヤーが怪事件に関わるきっかけを説明する
  2. メインフェイズ:プレイヤーが主体になって物語を進める
  3. クライマックスフェイズ:シナリオの黒幕に当たる怪異との戦う

この流れに沿ってプレイが進行します。

要するに、クトゥルフ神話TRPGはシナリオごとに異なるストーリー展開がありますが、インセインはある程度決まった流れに基づいて進行するということです。

クトゥルフは探索で情報を集めるが、インセインはハンドアウトを調べると情報を集める

クトゥルフ神話TRPGでは、探索する場所が指定され、プレイヤーはキャラクターの技能判定を行うことで成功すれば情報を得ることができます。

ただし、探索する場所の数がわからないため、全ての場所を調べ切ることが難しく、情報を逃す可能性があります。

一方で、インセインでは、プレイヤーはハンドアウトを選択し、キャラクターの特技判定を行うことで情報を手に入れます。

ハンドアウトの数が分かるため、調べるべき対象が明確であり、情報を見逃すことが少なくなります。

判定に失敗しない限り、情報を取り逃すことはあまりありません。

クトゥルフは1d100で判定するが、インセインは2d6で判定する

クトゥルフ神話TRPGでは、キャラクターの行動には1d100で判定します。

このため、プレイする際には10面ダイスを2つ使用する必要があります。

一方で、インセインでは、キャラクターの判定には2つのサイコロを使用します。

この方法でサイコロを2つ振ることで、プレイヤーはキャラクターの行動や判定の結果を決定します。

クトゥルフは耐久力や正気度が0になったらロストするが、インセインはセッション中にロストすることはほぼない

クトゥルフ神話TRPGにおいて、セッション中でキャラクターがロストする可能性が存在します。

ここでいうロストとは、セッションからプレイヤーが離脱することです。

このゲームでは、キャラクターの耐久力が0になると死亡し、また正気度が0になると正気を失って発狂し、キャラクターがロストすることになります。

要するに、セッションの途中でキャラクターがどちらかのステータスが悪化させてしまうと、死亡や発狂に至る可能性があるのです。

一方、インセインでは、死亡宣言しなければ、キャラクターがロストすることはありません。

キャラクターには生命力と正気度がありますが、それらが0になってもロストすることがありません。

ただし、死亡宣言をするとキャラクターがロストします。

これによって、キャラクターたちはセッションを通じて物語に参加し続けることができます。

まとめ

今までの話をまとめると

  • ハンドアウトの有無:
    • クトゥルフ: シナリオによってハンドアウトがあることがあります。
    • インセイン: 必ず秘匿ハンドアウトがあります。
  • シナリオの展開:
    • クトゥルフ: シナリオによって物語の展開が変わることがあります。
    • インセイン: 大まかな流れは決まっており、進行が一定です。
  • 情報収集方法:
    • クトゥルフ: 探索を通じて情報を集めることが多いです。
    • インセイン: ハンドアウトを調べることで情報を集めることが多いです。
  • 判定方法:
    • クトゥルフ: 1d100で判定します
    • インセイン:2d6で判定します
  • ロスト:
    • クトゥルフ: 耐久力や正気度が0になるとキャラクターがロストします。
    • インセイン: セッション中にはロストすることは限りなく低い

他にもインセインとクトゥルフにはいろいろな違いがあります。

けれども、クトゥルフ神話TRPGやインセインには異なる楽しさがあります。

また、今までの話を聞いてインセインを遊んでみたいという方は下記の記事で紹介しています

今までの話を聞いてクトゥルフ神話TRPGを遊んでみたいという方は下記の記事で紹介しています

この記事を書いた人
りつか

はじめまして!
雑貨店セイランでシナリオライターとして活動している【りつか】と申します。

・新作TRPGシステムの紹介
・TRPG関連書籍の紹介

など、TRPGに関する役に立つ情報を発信しています。

りつかをフォローする
インセイン
スポンサーリンク
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました