今回の記事はこんな方におすすめの記事です。
- 物体Xについて知りたい
- 物体Xをシナリオに登場させたい
物体Xは遠い宇宙の惑星がやってきた神話生物です。
しかし、物体Xって実際どんな神話生物なのかわかりませんよね。
そこで、今回は物体Xについて紹介します。
この記事では以下のことがわかります。
- 物体Xってどんな神話生物なの?
- シナリオではどう使うの?
私はクトゥルフ神話TRPGのシナリオを書いており、コミックマーケットやゲームマーケットにシナリオを出品しています。今回の記事はシナリオライターの視点から「クトゥルフ神話TRPG マレウス・モンストロルム」に基づいた情報をもとに、独自の視点と解釈を取り入れています。あらかじめ、ご理解した上でお楽しみください。
物体Xってどんな神話生物なの?

物体Xは、地球の太陽よりもはるかに高温な青い太陽を持つ遠い惑星から来た、独立種族です。
これは、脳を持たず全ての細胞が独立して知性を発揮するためです。
その特性から形状を自在に変化させ、獲物を消化する際にその特性を模倣し、記憶や技能を吸収できるという能力を持っています。
具体的には、この神話生物は食事を摂ることでSTR、SIZ、CONといった身体能力が向上し、さらには有機生命体を創り出すことさえ可能です。
また、高度な技術により宇宙船で星間旅行を行い、場合によっては時間旅行も実現できるとされています。
このように、物体Xは独自の生物学的進化と先進技術を兼ね備えた神話生物としてシナリオで活用することができます。
この神話生物についての説明は以上です。
次の章でシナリオの活用法について紹介します。
シナリオではどう使うの?
正体不明の脅威として登場させる
物体Xは、探索者たちに未知の恐怖を体験させる存在として最適です。
なぜなら、姿を変え、対象の記憶や能力を吸収する特性を持っているからです。
その特性を使うことで誰が本物で誰が偽物か分からなくなる緊張感を生み出せます。
例えば、「NPCの一人が物体Xに置き換わり、少しずつ不審な行動をとるようになる。探索者たちは仲間を疑い、誰が敵なのかを見極めなければならない 」という展開が考えられます。
このように、疑心暗鬼を誘発するシナリオを作りたいなら、物体Xを黒幕として登場させましょう。
人体実験や生体兵器の題材として利用する
物体Xの細胞は独立して知性を持ち、姿を変える能力があるため、研究対象としてのシナリオに適しています。
なぜなら、この神話生物の擬態能力がホラーやサスペンスの要素として強調しやすいからです。
この特性をシナリオで活かすと以下のようになります。
とある研究機関が物体Xを兵器化しようとしていたが、予想外の進化を遂げ、施設内の職員に成り代わりながら逃亡を図る。探索者たちは、施設に閉じ込められた状態で生存者を探しつつ、研究の真相を解明しなければならない
人体実験や極秘研究をテーマにしたサスペンス要素の強いシナリオを作りたいなら、物体Xをシナリオに採用しましょう。
時間や空間を超えた存在として登場させる
物体Xは時間旅行や星間移動ができるので、時空を超えた存在としてシナリオに組み込めます。
この特性を利用すれば、探索者たちが過去・未来・異星へと飛ばされる展開を作ることができます。
物体Xを使うことで以下のようなシナリオを作ることができます。
探索者たちは宇宙船で謎のシグナルを受信し、調査に向かう。しかし、そのシグナルの正体は物体Xの時間旅行実験の影響によるもので、探索者たちは時空の狭間に閉じ込められてしまう。彼らは物体Xの協力を得ることで脱出するのか、それとも戦うのか
以上のように、 時間や空間を超える壮大なスケールのシナリオを作りたいなら、物体Xの能力を活用するのが効果的です。
以上で物体Xについての紹介は終了です。
終わりに
人間や動物に擬態する神話生物に使いたいなら物体Xがおすすめです。
ただし、物体Xはあくまでクトゥルフ神話TRPGの神話生物を一つです。
クトゥルフの神話生物について知りたいならクトゥルフ神話TRPG マレウス・モンストロルムというサプリメントが必要です。
そのサプリメントについて知りたい方はこちらの記事でまとめています。