今回の記事はこんな方におすすめの記事です。
- ショゴスについて知りたい
- ショゴスをシナリオに登場させたい
ショゴスは変身能力を持つ神話生物です。
しかし、ショゴスって実際どんな神話生物なのかわかりませんよね。
そこで、今回はショゴスについて紹介します。
この記事では以下のことがわかります。
- ショゴスってどんな神話生物なの?
- シナリオではどう使うの?
私はクトゥルフ神話TRPGのシナリオを書いており、コミックマーケットやゲームマーケットにシナリオを出品しています。今回の記事はシナリオライターの視点から「クトゥルフ神話TRPG マレウス・モンストロルム」に基づいた情報をもとに、独自の視点と解釈を取り入れています。あらかじめ、ご理解した上でお楽しみください。
ショゴスってどんな神話生物なの?
ショゴスは、変幻自在の体を持ち、知性を持つ神話生物です。
ショゴスは5メートル以上の大きさがあり、手足や目を好きな形に変えたり、他の動物の姿を模倣したりすることができます。
もともとは「古のもの」と呼ばれる存在によって作られ、奴隷として使役されていました。
古のものについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
しかし、やがて知性を持ち、自我が芽生えたことで反乱を起こしました。
現在でも、一部の種族はショゴスを支配する方法を見つけ、利用していますが、ショゴス自身は常に不満を抱えています。
ショゴスは、形を変える能力と知能を持つ神話生物です。
ショゴスは単なる神話生物ではなく、狡猾で恐るべき敵として登場させると、緊張感のあるシナリオを作ることができます。
この神話生物についての説明は以上です。
この神話生物のシナリオの活用法は次の章で紹介します。
シナリオではどう使うの?

個人的にシナリオに活用する際のアイデアを3つ紹介します。
- 変幻自在な敵として登場させる
- 知性を活かした狡猾な罠として登場させる
- 反抗を狙う敵として登場させる
それでは、一つずつ紹介します。
変幻自在な敵として登場させる
ショゴスの形を自在に変える能力を活かし、探索者に予期せぬ奇襲という演出を作ることができます。
なぜなら、手足や目などのパーツを自由に変形させ、他の動物の姿を模倣できるためです。
そのため、ショゴスが普通の生物に見えたり、急に姿を変えることで、探索者に突然襲いかかりやすくなります。
たとえば、その能力をシナリオに活用することで以下のような展開が考えられます。
探索者たちが静かな洞窟を調査していると、突然壁に見えたものが変幻自在な触手となって襲いかかってきた。予想外の奇襲により探索者たちは混乱と恐怖に陥る
ショゴスの変形能力を前面に出すことで、プレイヤーに予測不可能な演出、敵と戦う状況を作りやすくなります。
知性を活かした狡猾な罠として登場させる
ショゴスは知性が高いため、知能を活かした狡猾な罠を仕掛けることができます。
この設定をシナリオに活用することで人間の心理を理解し、言葉巧みに騙したり、罠に誘導したりする敵として登場させることができます。
たとえば、以下のような展開が考えられます。
ショゴスが友好的な人物に擬態して探索者に近づき、複雑な罠を張り巡らせた迷宮に誘い込む。油断した探索者は迷宮の奥まで進んでしまい、ショゴスに襲われてしまう。
賢い神話生物をシナリオに登場させたいならショゴスを採用しましょう。
反抗を狙う敵として登場させる
反乱や復讐をテーマにしたシナリオにショゴスを登場させることでプレイヤーに緊張感をもたらします。
その理由は、支配下に置かれたショゴスは常に不満を抱えており、反抗の機会を伺っているといわれているからです。
その結果、探索者たちはその復讐や反抗に巻き込まれる可能性があります。
この設定をシナリオで活用すると、以下のような展開を作ることができます。
探索者たちはある町で奇怪な事件が続いていることを調査し、やがてそれがショゴスの復讐によるものであることを突き止めます。ショゴスはカルトの一員や協力者たちを次々と襲い、探索者たちはショゴスを止めるか、それともショゴスの怒りを理解し利用するかを選択することになる。
ショゴスを登場させることで、神話生物を使った復讐劇を演出することができます。
以上でショゴスについての紹介は終了です。
終わりに
ショゴスは、変身能力や高い知能を持つため、他の神話生物に比べてシナリオで登場させやすい神話生物です。
ただし、ショゴスはあくまでクトゥルフ神話TRPGの神話生物を一つです。
クトゥルフの神話生物について知りたいなら「新クトゥルフ神話TRPG マレウス・モンストロルム Vol.1 クリーチャー編」というサプリメントが必要です。
そのサプリメントについて知りたい方はこちらの記事でまとめています。