クトゥルフ神話TRPGにはツァールとロイガーという神がいますが、どんな神なのかわかりずらいですよね。
ここでいうツァールとロイガーはクトゥルフ神話TRPGの神格を指します。
私はクトゥルフ神話TRPGで他の神格をシナリオに登場させていましたが、ツァールとロイガーは南極を舞台にしたシナリオに取り入れていました。
このページではツァールとロイガーとそのカルト、ステータスについて解説します。
ツァールとロイガーってどんな神格?

ツァールとロイガーとはクトゥルフ神話に登場するグレード・オールド・ワンです。
二つの存在が結合しているように見えるが、かつては別々の存在でした。
結合する過程は非常に遅く、何千年もかかるかもしれません。
現在、この存在が住んでいる場所も明確ではないが、スン高原が最も可能性が高いと考えられています。
この高原はチョー=チョー人の出身地であり、彼らの血筋はクトゥルフ神話の影響を受けていると言われています。
ただし、この神格の結合については分かっていません。
この神格は時に連携しているように見えるが、時には異なるメッセージを信者たちに送ることもあります。
いずれにせよ、結合の過程が終わると、どちらかが吸収するか、両方が変異して新たな生命体になると予想されています。
どちらの場合でも、新たな存在は人類にとって恐ろしく災いをもたらすものであるでしょう。
高原に棲んでいる神格をシナリオに使いたい人におすすめの神格です。
ツァールとロイガーはどこで遭遇するの?
この神格を信じる人々に出会うことは、直接彼らと接触するよりもより可能性が高いです。
しかし、この神格と実際に会いに行こうとする人は、無謀にもスン高原に足を踏み入れることは避けるべきです。
カルティストたちは通常、2人組で行動しています。
彼らの目的は双子を勧誘し、信者を集め、それらの人々を魔術的に結びつけることです。
このようなカルトは、双子を生け贄にすることで、双子の神に強力な「電気」を流し、共鳴を引き起こせると信じて活動しているようです。
中には、この神格のどちらかを支援しようとする者もいます。
彼らは自分たちの神がもう一方を打ち負かすことを望んでいるのでしょう。
一方で、これらの2体のオールド・ワンを融合させ、より偉大で完全な新たな存在を作ろうとする人々も活動しています。
ツァールとロイガーとの遭遇について以上です。
次の章ではカルトについて紹介します。
ツァールとロイガーのカルトってどんなの?
チョー=チョー人たちはこの神格を崇拝し、忠実な護衛となっています。
一部のチョー=チョー人は、クトゥルフ神話を信じていて、今でもその教えを受け入れているでしょう。
彼らの中には、2体のオールド・ワンに仕える者もいるかもしれません。
ただし、自分がチョー=チョー人の子孫であることを知らない人々も多く、クトゥルフ神話についての知識を持っているわけではありません。
クトゥルフ神話に傾倒するチョー=チョー人を除けば、この神格を中心に考える人々はほんの一握りです。
その中で、「双子の教団」というカルトが特に注目されています。
また、太平洋西海岸地域では、「結ばれしものたち」と名乗るグループが活動しているとの噂が広まっています。
このグループは人間の双子を引き入れることを目的としており、まだ詳細はわかっていませんが、将来的に脅威となる可能性があります。
これにてこの神格のカルトについて説明は終わります。
この神格のステータスは次の章で紹介します。
ツァールとロイガーのステータス、能力
ツァールとロイガーのステータスは以下の通りです。
能力値:ロールor数値:平均
新クトゥルフ神話TRPG マレウス・モンストロルム Vol.2 神格編より抜粋
STR:190
CON:220
SIZ:260
POW:115
DEX:120
移動:10/飛行45
耐久力:48
装甲:18ポイントの丈夫なうろこと皮。
この神格の耐久力が0になると、グロス=ゴールカは地面に落ちてしまいます。その瞬間、彼の体の中から大きな脂ぎったうじ虫が現れ、食べ尽くしてしまいます。
グロス=ゴールカは南極の棲みかで、4d10+40年後に再び姿を現します。
正気度喪失:1d8/1d20
ツァールとロイガーは高い装甲に加え、飛行しながら攻撃します。
もし、この神格と戦う場合、銃弾のような遠距離系の武器で攻撃するか、儀式や退散の呪文で対処することをおすすめします。
そして、ツァールとロイガーの能力については以下の2つです。
- 衝動
- 融合
- 精神の接触
それぞれ説明します。
衝動
300メートル以内にいる人がPOWロールに失敗すると、この神格に近づかずにはいられなくなります。
このオールドワンが目に見える範囲にいる場合、強い意志のロールに成功しなければなりません。
失敗すると、うごめく沼地に身を投げ出さずにはいられず、食べられたり切り裂かれたりします。
ただし、一部の魔術的な護符やお守りがあれば、この効果を防ぐことができます。
虫や動物のような生き物の場合、この衝動は異なり、2体で互いに食べ合うことになります。
融合
この神格と長い間接触すると、服や体など、何でも彼らの神性と融合し始めます。
ただし、触手に触れたり命中したり、武器で攻撃された場合は、融合は起こりません。
精神の接触
精神的な接触では、周囲全体にテレパシーを使って通信し、簡単な指示を伝えることができます。
この交信は特定の個人を対象としているわけではありません。
しかし、既にこの神格と繋がりを持っている人には、多重の意味を伝えることができます。
つまり、この2体からの指示を受けることができるのは、熱心なカルティストなどの人々です。
以上でステータスや能力についての紹介は終了です。
それではまとめに入ります。
終わりに
チョーチョー人を従える神格に登場させたいならツァールとロイガーがおすすめです。
ただし、ツァールとロイガーはあくまでクトゥルフ神話TRPGの神格を一つです。
クトゥルフの神格について知りたいなら新クトゥルフ神話TRPG マレウス・モンストロルム Vol.2 神格編というサプリメントが必要です。
そのサプリメントについて知りたい方はこちらの記事でまとめています。