クトゥルフ神話TRPGにはイグという神がいますが、どんな神なのかわかりずらいですよね。
ここでいうイグはクトゥルフ神話TRPGの神格を指します。
私はクトゥルフ神話TRPGで他の神格をシナリオに登場させていましたが、イグは蛇人間が登場するシナリオに取り入れていました。
このページではイグとそのカルト、能力について解説します。
イグってどんな神格?
イグとはクトゥルフ神話に登場するグレード・オールド・ワンです。
この神格は約2億5千万年から1億年前に他の星からやってきて地球に住み着いたと言われています。
この神格はとぐろを巻いた蛇のような姿で表現されますが、うろこが生えた2本足で歩く存在と表現していることがあります。
興味深いことに、この神格は時折人間に対して慈悲深い行動を取ると記録されています。
信仰を捧げたり、蛇を守った人々を励ましたり恩義を返したりします。
この神格は蛇を他のすべての生物よりも特別に扱っていますが、人間に対しては無関心です。
この神格に逆らったり蛇を傷つける者には呪いが下されます。
この呪いはさまざまな形で現れます。
この神格に逆らった者は、死をもたらす蛇によって苦しめられることがあります。
また、この神格に触れた者は変異し、半人半蛇の怪物になることもあります。
呪いは時には血統に現れることもあります。生まれてくる子供が蛇のような特徴を持つ場合や完全に蛇の姿を持つ場合もあります。
この神格の最終的な目標はわかっていませんが、蛇人間の復興が重要な要素と考えられています。
その場合、実現すれば人間との戦争が起こる可能性もあります。
しかし、この神格にとっては人類の存亡は問題ではなく、関心を持っていないでしょう。
蛇が登場するシナリオに使いたい人におすすめの神格です。
イグはどこで遭遇するの?
この神格との遭遇は、ほとんどの場合、信者と接触することで起こります。
信者たちは組織化されており、強力な敵です。
その敵は、この神格と個別に接触しようとする低レベルのカルトか、大きな組織の支部で資源や人材、場所を広く用意できる可能性があります。
人里離れた場所にいる人々は、休眠しているか目覚めている蛇人間と遭遇することがあります。
蛇に関連する場合は、愚かな行為や憎しみを示す行動をすれば、この神格やその信者の注意を引く可能性があります。
イグとの遭遇について以上です。
次の章ではカルトについて紹介します。
イグのカルトってどんなの?
この神格を信仰するカルトは、蛇人間や大地の妖蛆から成り立っています。
これらのカルトは人類が進化する前から信仰してきました。
その後、人間の一部もこの神格を崇拝するようになり、一部のカルトは現代まで続いています。
これらのカルトは先住民族の社会や「文明」社会で見つかることがあります。
しかし、一般的には社会の多数派からは隠されたり避けられたりしています。
一部の人々は「蛇使い」や「蛇を操る者」として知られる人々であり、その装いの裏に自身の信仰を隠しています。
これにてこの神格のカルトについて説明は終わります。
イグの能力
イグの能力については以下の2つです。
- 蛇に命令する
- イグの呪い
それぞれ説明します。
蛇に命令する
この神格はどこにいても蛇を呼び出して命令することができます。
そうすると、その場所や建物にたくさんの蛇が現れます。
その中にはイグの子と呼ばれる神話生物が数匹います。
イグの子は他の蛇よりも大きく、額に白い三日月の印があります。
時々、イグの子の一匹が探索者のもとに送られることもあります。
これは警告であり、無視すると大勢の蛇が追ってくることになります。
イグの呪い
この呪いには2つの形があります。
一番一般的な形は、人間が完全な怪物になるか、半人半蛇の怪物に変身することです。
POWロールでイクストリーム成功すれば回避することができます。
しかし、それをやり過ごすことができたとしても、その人の子孫に蛇のような醜い特徴や奇形が現れることがあります。
また、イグの印を持った完全な蛇として生まれてくることもあります。
以上で能力についての紹介は終了です。
それではまとめに入ります。
終わりに
呪いをかける神格に登場させたいならイグがおすすめです。
ただし、イグはあくまでクトゥルフ神話TRPGの神格を一つです。
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