クァチルウタウスってクトゥルフではどんな神格なの?

神格

クトゥルフ神話TRPGにはクァチル・ウタウスという神がいますが、どんな神なのかわかりずらいですよね。

ここでいうクァチル・ウタウスはクトゥルフ神話TRPGの神格を指します。

私はクトゥルフ神話TRPGで他の神格をシナリオに登場させていましたが、クァチル・ウタウスはカルナマゴスの遺言が登場するシナリオに取り入れていました。

このページではクァチル・ウタウスとそのカルト、ステータスについて解説します。

クァチル・ウタウスってどんな神格?

クァチル・ウタウスとはクトゥルフ神話に登場するグレード・オールド・ワンです。

この神格が「リンボ」と呼ばれる何もない場所に住んでいると考えています。

この神格は、あらゆる物質をちりに帰す力を持っているため、何もない状態とされています。

この神格は通常、我々の領域に現れることはほとんどありません。

招かれた場合にのみ姿を現し、異次元の空間で過ごすことに満足しているようです。

この神格は時間と空間を操作する能力を持っていると言われています。

時間を進めたり巻き戻したりすることができるだけでなく、物質を移動させたり空間を転送したりもできます。

また、物質の創造や破壊も容易いとされています。

あらゆる物を塵にする神格をシナリオに使いたい人におすすめの神格です。

クァチル・ウタウスはどこで遭遇するの?

この神格はめったに地球に現れず、魔術師や魔女、宇宙的な力を求める人々によって招かれることがあります。

クトゥルフ神話や書籍、アーティファクトなどを追跡する中で、探索者たちは塵の娘たちのメンバーと接触することもあります。

また、この神格をかたどった偶像には、この存在を呼び出す力があり、持ち主に死をもたらすと言われています。

この神格が呼び出されると、上空に灰色の光の柱が現れ、呼び出した人を包みます。

その光から逃れることはできません。

この神格は光の中から現れ、ゆっくりと呼び出した人の前に降りてきます。

呼び出した人は速やかに誓いを述べなければならず、そうしなければこの神格に触れられ、急速に老化してただのちりになってしまいます。

この神格が去った後には、犠牲者の残骸と奇妙な足跡が残るだけです。

クァチル・ウタウスとの遭遇について以上です。
次の章ではカルトについて紹介します。

クァチル・ウタウスのカルトってどんなの?

時々、魔術師たちはこの神格を呼び出して知識や不老の秘密を求めることがあります。

しかし、警告が付いているにもかかわらず、彼らは禁じられた秘密を学ぶ野望に燃えています。

彼らはこの存在から生命の秘術を学べるかもしれないと期待しています。

また、別の人々はこの神格が生と死を超える力を持つと信じており、老化を止めたり永遠の若さを手に入れたりすることを望んでいます。

しかし、実際にこの存在を呼び出した人々は、期待通りの結果を得ることはほとんどありません。

むしろ、老けた姿やぼろぼろの服など、接触の証拠が残ることがあります。

「塵の娘たち」と呼ばれるカルトは、この神格を真に信仰している唯一のグループです。

このグループは、深い知識や生命の秘密を求める学者や研究者たちで構成されています。

彼らは他のカルトとは異なり、広い地域に散らばっており、独自に活動していますが、手紙などの手段を通じて情報や考えを共有しています。

時々、2人以上のメンバーが集まることもあり、大規模な魔術的な活動のために10年に一度、全員が集まることもあります。

これにてこの神格のカルトについて説明は終わります。
この神格のステータスは次の章で紹介します。

クァチル・ウタウスのステータス、能力

クァチル・ウタウスのステータスは以下の通りです。

能力値:ロールor数値:平均
STR:60
CON:100
SIZ:30
POW:175
DEX:15
移動:1
耐久力:13
装甲:なし。
通常の武器(弾丸も含む)ではダメージを与えることができません。
攻撃すると、武器はすぐに老化して(さびたり、壊れたり、ちりになったり)しまいます。
耐久力が0になると、ちりの雲に変わります。この神格は普段いる異次元の場所で24時間後に元の姿を取り戻します。
正気度喪失:1d10/1d100

新クトゥルフ神話TRPG マレウス・モンストロルム Vol.2 神格編より抜粋

クァチル・ウタウスはダメージを与えることができません。

また、攻撃しようとすると武器を使い物になりません。

もし、この神格と戦う場合、儀式や退散の呪文で対処することをおすすめします。

そして、クァチル・ウタウスの能力については以下の3つです。

  • エントロピー
  • 時間操作
  • 空間操作

それぞれ説明します。

エントロピー

この神格に触れると物質が急速に老化してただのちりになります。

周囲1.6km以内の物体も不自然に古くなってしまいます。

生き物もこの存在に触れると1ラウンドごとに1d10ポイントのダメージを受け、衰えて死んでしまいます。

しかし、仲間が助けてくれればこの神格のタッチから逃れることができます。

そうすると老化は止まります。

そして、探索者の「新しい」年齢を決めるために3d10+5をロールし、その結果を現在の年齢に足します。

KPの判断で、この神格の近くにいる生き物がイクストリームかハードのPOWロールに成功すれば、この不自然な老化を回避できることもあります。

時間操作

この神格は時間を操作することもできます。

50m以内の範囲で時間を早めたり遅くしたりすることができます。

この力は個人や物に集中することもあります。

時間が加速したり、物の時間が失われたり、似たような効果が現れることもあります。

空間操作

半径100m以内の物理的な現実を変えることができます。

門の呪文と同じように、空間を超えて他のものを移動させることもできます。

以上でステータスや能力についての紹介は終了です。
それではまとめに入ります。

終わりに

エントロピーを扱う神格に登場させたいならクァチル・ウタウスがおすすめです。

ただし、クァチル・ウタウスはあくまでクトゥルフ神話TRPGの神格を一つです。

クトゥルフの神格について知りたいなら新クトゥルフ神話TRPG マレウス・モンストロルム Vol.2 神格編というサプリメントが必要です。

そのサプリメントについて知りたい方はこちらの記事でまとめています。

この記事を書いた人
りつか

はじめまして!
雑貨店セイランでシナリオライターとして活動している【りつか】と申します。

・新作TRPGシステムの紹介
・TRPG関連書籍の紹介

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