クトゥルフ神話TRPGにはゾスサイラという神がいますが、どんな神なのかわかりずらいですよね。
ここでいうゾスサイラはクトゥルフ神話TRPGの神格を指します。
私はクトゥルフ神話TRPGで他の神格をシナリオに登場させていましたが、ゾスサイラは歌がテーマのシナリオに取り入れていました。
このページではゾスサイラとそのカルト、能力について解説します。
ゾスサイラってどんな神格?
ゾスサイラとはクトゥルフ神話に登場するグレード・オールド・ワンです。
この神格は「緑の深淵」と呼ばれる場所に住んでいると言われています。
その場所が地球の深海にあるのか、あるいは別の世界や次元への出入り口なのかについては意見が分かれています。
研この神格が「落とし子」と呼ばれる存在の中で代表的な存在であると考えています。
この神格は緑の深淵から抜ける道を支配しており、この道を利用するには適切な「供物」を捧げる必要があります。
深きものは、緑の深淵の住人と良好な関係を築いており、自由に通行し、巨大な落とし子から妨害されることもありません。
一部の文献では、この神格が深きものによって作られ、その支配を受けていることが示唆されています。
しかし、異なる意見もあり、「深海祭祀書」では、クトゥルフが緑の深淵への道を開き、住人たちを支配下に置いたとされています。
南極を舞台のシナリオに使いたい人におすすめの神格です。
ゾスサイラはどこで遭遇するの?
異なる場所や次元に行く手段を求める人々は、緑の深淵に引き寄せられることがあります。
緑の深淵は、もしかしたら地球以外のどこかへ続く道や出入り口になっているかもしれません。
同様に、地球に戻る方法を見つけようとすれば、深淵を通る経路を見つけることもあるでしょう。
どちらの場合でも、深淵を移動する際には、そこに住む存在たちにふさわしい供物を用意しておかなければなりません。
深きものや交雑種の祭儀では、この神格を崇拝の中に取り入れています。
そのため、青緑色の水晶でできた偶像がこの神格を表すものとして使用されることもあります。
時折、深きものはこの神格に助けを求め、1体以上の落とし子を呼び出して支援や護衛、攻撃に利用しています。
ゾスサイラとの遭遇について以上です。
次の章ではカルトについて紹介します。
ゾスサイラのカルトってどんなの?
この神格を崇拝するカルトは存在しないようです。
しかし、深きものたちは供物をささげ、これらの存在やたくさんいる落とし子たちを慰めようとしているかもしれません。
緑の深淵の下級の落とし子たちは、この古代の存在たちを神のように尊敬しています。
これにてこの神格のカルトについて説明は終わります。
ゾスサイラの能力
ゾスサイラの能力については以下の3つです。
- 落とし子を呼ぶ
- 催眠の歌
- 恐ろしい叫び声
それぞれ説明します。
落とし子を呼ぶ
1回のラウンドに、[1D6+1]体の緑の深淵の落とし子を呼び出すことができます。
呼び出した落とし子は、できるだけ直線的な経路を通って到着します。
呼び出した各個体は1d6分後に到着するものとします。
催眠の歌
魅力的な旋律を奏で、聞いた相手に影響を与えます。
この「歌」は水上や水中など遠くまで届くことができます。
人間がこの音楽を聴くと、POWの判定に成功しない限り、その魔力の影響を受け、音楽に編み込まれた命令に従います。
一度支配されると、犠牲者はその魔力を解くことができず、解放するには他の人にしっかり捕まえてもらい、魔力を無効化してもらう必要があります。
解放の手段としては、呪文を唱えることや、犠牲者を音の発生源から遠く離れた場所に連れて行くこと、犠牲者を気絶させることなどがあります。
犠牲者は、この化身が出す命令に従うことになります。
恐ろしい叫び声
この化身は、5MPを支払うことで、他の存在の脳内でダメージを与えるほど強力な叫び声を発することができます。
この耳をつんざくような叫び声に対する防御手段はほとんどありません。
100メートル以内にいる者は、ハードな体力判定に成功しなければなりません。
体力判定に失敗すると、脳内で出血が起こり、犠牲者は毎ラウンド1d6ポイントのダメージを受けるようになります。
以上で能力についての紹介は終了です。
それではまとめに入ります。
終わりに
緑の深淵の落とし子を従える神格に登場させたいならゾスサイラがおすすめです。
ただし、ゾスサイラはあくまでクトゥルフ神話TRPGの神格を一つです。
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