シュブニグラスってクトゥルフではどんな邪神なの?【初心者向け】

神格

今回の記事はこんな方におすすめの記事です。

  • シュブ=ニグラスについて知りたい
  • シュブ=ニグラスをオリジナルシナリオに登場させたい

シュブ=ニグラスとは動物や植物を変異させる邪神です。

しかし、シュブ=ニグラスって実際どんな神格なのかわかりませんよね。

そこで、今回はシュブ=ニグラスについて紹介します。

この記事では以下のことがわかります。

  • シュブ=ニグラスってどんな神格なの?
  • シュブ=ニグラスをシナリオで使うならどう使うの?

私はクトゥルフ神話TRPGのシナリオを書いており、コミックマーケットやゲームマーケットにシナリオを出品しています。今回の記事はシナリオライターの視点から「新クトゥルフ神話TRPG マレウス・モンストロルム Vol.2 神格編」に基づいた情報をもとに、独自の視点と解釈を取り入れています。あらかじめ、ご理解した上でお楽しみください。

シュブ=ニグラスってどんな神格?

シュブ=ニグラスは、クトゥルフ神話に登場するグレート・オールド・ワンです。

この神格は人々の信仰によってさまざまな姿に変化しながら現れます。

そのため、地球上では多彩な信仰形態や表現を通じて崇拝されています。

魔女や魔術師たちにとっても、シュブ=ニグラスは多産や魔法の象徴として重要な存在です。

例えば、「終焉」と呼ばれるカルトは、若さと完璧さを追求するために、魔法や手術を駆使して老化を止めようとします。

また、山々に隠された神殿や奇妙な宝物を通じて、信者たちに知識や力を授けるという伝承もあります。

さらに、この神格は「ねじれた自然」「母なるミルク」「体の変形」といった特殊な能力を持っています。

それにより、出現すると周囲の動植物が歪むほか、接触すると体に劇的な変化を引き起こします。

その影響力は計り知れませんが、シュブ=ニグラス自身が姿を現すことは稀です。

代わりに黒い仔山羊を使者として送ることもあるのです。

黒い仔山羊について知りたい方はこちらの記事からご覧ください。

シナリオにシュブ=ニグラスを登場させる場合は、この神格を崇拝するカルト集団や、黒い仔山羊を媒介として登場させると効果的です。

シュブ=ニグラスは、その起源や変幻自在の姿、そして秘密のカルト儀式を通じて、信仰と魔法、創造と自己消費的な力という二面性を体現する神格です。

シナリオではどう使うの?

個人的にシュブ=ニグラスをシナリオに活用する際のアイデアを3つ紹介します。

  • 古代遺跡の舞台にしたシナリオで登場させる
  • 環境変化を描く元凶として登場させる
  • 間接的に暗躍している邪神として登場させる

それでは、一つずつ紹介します。

古代遺跡の舞台にしたシナリオで登場させる

古代の神殿や遺跡を探索するシナリオを作りたいなら、シュブ=ニグラスがおすすめです。

なぜなら、シュブ=ニグラスは人々の信仰により多様な形で表現され、その痕跡や遺物が各地に残されているためです。

この神格を登場させることで未知の歴史や秘密に触れる冒険を探索者に与えます。

それを利用することで探索者が生還する過程で多くの手がかりと罠を作りやすくなります。

例えば、この設定を利用することで以下のような展開が考えられます。

探索者たちは古文書や遺物を手掛かりに、山中の神殿や廃墟を探索している。その中で、遠隔地の山岳地帯に隠された神殿を発見した。壁画や奇妙な宝物からシュブ=ニグラスの信仰がかつて栄えていたことを知るとともに、儀式の痕跡や秘密の文書を手に入れる。

古代遺跡を舞台にしたシナリオは、シュブ=ニグラスの影響力を体感させ、プレイヤーに興奮を提供します。

環境変化を描く元凶として登場させる

シュブ=ニグラスの能力の一つである「ねじれた自然」を活かしたシナリオは、探索地域の動植物が変異をもたらし、探索者に環境変化を体験させます。

なぜなら、この神格は周囲の動植物が変化する現象を発生させる能力を持っているからです。

その結果、予測不能な自然災害や怪物の出現がシナリオに大きな脅威をもたらします。

例えば、この神格の能力を利用することで以下のような展開が考えられます。

探索者たちはある村に足を踏み入れると、次第に植物が奇形に変わり、獣が異常な姿に変化して襲いかかる現象に遭遇する。そして、異常な植物が生い茂り、動物が凶暴な姿に変わる事件が発生した。探索者は原因を調査するうちに、シュブ=ニグラスの呪いが働いていることを知り、村全体を救うための手掛かりを探さなければならなくなる。

自然の歪みと変異をテーマにしたシナリオでは、シュブ=ニグラスの破壊的な影響力を効果的に表現しやすくなります。

間接的に暗躍している邪神として登場させる

神話生物を介して間接的に神格を接触させたいなら、シュブ=ニグラスがおすすめです。

なぜなら、 シュブ=ニグラスは自身の姿をめったに現さず、代わりに黒い仔山羊を使者として送ることがあるからです。

そうすることで、使者を追い求める過程でシュブ=ニグラスの存在をほのめかすことで、恐怖をもたらしやすくなります。

設定を活かすと以下のようなシナリオを作ることができます。

探索者たちは偶然、黒い仔山羊の像や彫刻が残る場所を発見した。その像に秘められた呪文や暗号を解読するうちに、シュブ=ニグラスの召喚儀式が行われる準備が進められていることを知り、事態の収拾に奔走する。

黒い仔山羊を媒介とすることで、シュブ=ニグラスの影響力とその潜在的な脅威を演出し、探索者に間接的な恐怖をもたらします。

以上でシナリオの活用法を終了です。
それではまとめに入ります。

まとめ

シュブ=ニグラスのカルト、黒い仔山羊、その能力、そして古代伝承を組み合わせることで、プレイヤーは多様な体験をもたらすシナリオを作成できます。

ただし、シュブ=ニグラスはあくまでクトゥルフ神話TRPGの神格を一つです。

クトゥルフの神格について知りたいなら「新クトゥルフ神話TRPG マレウス・モンストロルム Vol.2 神格編」というサプリメントが必要です。

そのサプリメントについて知りたい方はこちらの記事でまとめています。

この記事を書いた人
りつか

はじめまして!
雑貨店セイランでシナリオライターとして活動している【りつか】と申します。

・新作TRPGシステムの紹介
・TRPG関連書籍の紹介

など、TRPGに関する役に立つ情報を発信しています。

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