クトゥルフ神話TRPGには歩む死という神がいますが、どんな神なのかわかりずらいですよね。
ここでいう歩む死はクトゥルフ神話TRPGの神格を指します。
私はクトゥルフ神話TRPGで他の神格をシナリオに登場させていましたが、歩む死は冷気を扱う邪神としてシナリオに取り入れていました。
このページでは歩む死とそのカルト、能力について解説します。
歩む死ってどんな神格?
歩む死とはクトゥルフ神話に登場するイタクァの化身です。
この化身は、激しい嵐や猛吹雪の姿で現れることがあります。
嵐の場合、恐ろしい姿や骸骨のような顔が雲の中心から現れると言われています。
また、猛吹雪の場合も同じような現象が見られますが、吹き荒れる雪の中には赤い目だけが見えることがあります。
この化身は、風に乗って歩くことで、抑えがきかない大いなる力を具現化しているようです。
イタクァの怒りが制御できなくなった時、この化身が解放されると言われています。
これは、イタクァが長い間抑えつけられた怒りや苦しみが極限に達した時、またはイタクァを妨げることが起こった時に起こる可能性があります。
古い伝承では、神々が強力な嵐を起こし、弱い者や信仰を捨てた者を罰した話が語られています。
猛吹雪で登場する神格をシナリオに使いたい人におすすめの神格です。
歩む死はどこで遭遇するの?
地球ではこの神格についての知識はほとんどなく、交信したり招来したりする方法を見つけることは困難です。
しかしながら、特定の文献でこの神格についての情報を見つけることができ、夢やドリームランドでの出会いによっても知ることができます。
瞳の教派というグループが存在し、この神格は自分たちの秘密や存在意義を守るために活動しています。
この神格は外なる神やオールド・ワンのカルトに対抗する者を援助することもあります。
歩む死との遭遇について以上です。
次の章ではカルトについて紹介します。
歩む死のカルトってどんなの?
この化身の信者は、アメリカ、シベリア、そしてアイスランドの北極圏に住む人々の中にいます。
彼らはこの存在を崇拝するわけではありません。
しかし、ささやかな気持ちで窓やドアにお供えをすることがあります。
これは、「到来する嵐」をなだめようとするためです。
彼らは邪悪な「精霊」などが寄せ付けないように願っているのでしょう。
一部の人々はこの化身に敬意を払っており、嵐の際には生け贄を捧げて敬い、歩む死を呼びかけることもあります。
また、ある集団は「嵐を呼ぶ者」と自称しています。
その集団はスコットランド北岸沖のシェトランド諸島で秘密の儀式を行っていると言われています。
これにてこの神格のカルトについて説明は終わります。
歩む死の能力
歩む死の能力については以下の2つです。
- 自然の怒り
- 刺すような寒気
それぞれ説明します。
自然の怒り
この能力はハリケーンのような強い風が甚大な被害をもたらし、大きな雨やひょう、激しい稲光を引き起こします。
このような嵐は通常、最大で1d8+1のラウンド続き、突然現れたり消えたりすることがあります。
もし、嵐に屋外にいる時に出くわした場合、しっかり何かにつかまったり、自分を縛りつけたりしないと、風に吹かれて宙に飛ばされてしまうかもしれません。
風に吹かれて飛ばされた人は遺体として何キロも離れた場所で見つかるでしょう。
刺すような寒気
この化身が雪の姿の時に与えるダメージです。
体の組織や骨、臓器は極寒によって傷つき、この効果は1d8+1のラウンド続きます。
しっかりと防寒具で保護されていない場合、対象は毎ラウンド1d6ポイントのダメージを受け、一時的に2d10ポイントのCONを失います。
失ったCONは、この化身の遭遇が終わった後、24時間ごとに1d6ポイントずつ回復します。
この攻撃を生き延びた人は、すぐに凍傷の治療を受ける必要があります。
治療を受けなければ、指やつま先、時には足も失う可能性があります。
〈応急手当〉の判定に成功すれば、凍傷の影響を無効化し、1d4ポイントの体力を回復することができます。
また、〈医学〉の判定に成功することでも凍傷を無効化し、同時に1d4+1の体力と1d6ポイントのCONを回復することができます。
以上で能力についての紹介は終了です。
それではまとめに入ります。
終わりに
嵐を操る神格に登場させたいなら歩む死がおすすめです。
ただし、歩む死はあくまでクトゥルフ神話TRPGの神格を一つです。
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